カテゴリ:ピアノ



ショパンワルツ第1番
06日 6月 2026
以前、「スフォルツァンドとリンフォルツァンドの違い」というブログを書きました(2024.9.2のブログ)。今回は、「フォルツァンド」についてお話したいと思います。 画像はショパンのワルツ第1番 「華麗なる大円舞曲」Op.18の自筆譜の一部分です。丸をつけているところがフォルツァンド(fz)で、パデレフスキ版ではスフォルツァンド(sf)になっています。...
ショパンワルツ第1番
31日 5月 2026
「華麗なる大円舞曲 Grande Valse Brillante」としてよく知られる第1番のワルツ。出版されたのは1834年のことです。 華やかなファンファーレで始まりますが、このときの指使いはヘンレ版、コルトー版、パデレフスキ版とも、右手で1-3-2と記されています。...

ピアニストのエフゲニー・キーシンさん
25日 5月 2026
写真の整理というのははかどらないですね。ついつい、思い出にふけってしまいます。 こちらの写真はピアニストのエフゲニー・キーシンさんと一緒に撮っていただいたものです。コンサートで生演奏を聴いたあとでした。...
リスト「愛の夢」の音が違う!ブダペスト版
03日 4月 2026
先日、校訂版と原典版の違いについてお話しました。今日は楽譜によって音が違う例を実際に見てみます。画像はリストの「愛の夢第3番」の21小節めです。楽譜は購入しやすい全音版で始める方が多いと思いますが、21小節めは音が違います。(現在の全音版はUrtextとなっているので、ブダペスト版と同じになっているかもしれません。Urtextとは原典版のことです。画像は数年前の全音版です) コンクールで楽譜が指定されるのは、こういった「楽譜によって音やアーティキュレーションなどが異なること」を防ぐためです。けれども、趣味で弾きたいという方の場合、ブダペスト版はとても高価なのと、ペダル記号や指番号があまり書かれていないため、いきなりブダペスト版をおすすめするのは・・・と考えます。 「愛の夢」はとても有名なのでいろんなピアニストが演奏していますが、シ♭で弾いている人、レ♭で弾いている人、どちらもおられます。ただし、今は原典版が人気なので、シ♭で弾く人がこれから増えるかもしれません。

ブダペスト版、ペータース版、全音の指使い~リスト「愛の夢」
01日 4月 2026
楽譜は出版社によって違うことがある。というのは、これまでもお話したことがありました。では、校訂版はよくないのでしょうか。今回はそのことについてお話したいと思います。...
ショパンのトリオ
23日 3月 2026
ショパンの作品には「遺作」が多い。というのは以前にもお話しました。ワルツも遺作が多いです。写真はワルツ第17番(遺作)変ホ長調の楽譜の一部です。パデレフスキ版は第17番ですが、ヘンレ版は第19番で「kk番号」がつけられています。「kk」とはクリスティナ・コビラィンスカの名前のイニシャルです。ポーランドの音楽学者であり、ワルシャワのフレデリック・ショパン博物館の元キュレーターでした。 第17番はワルツですが、パデレフスキ版の解説によると「レントラーの特性を持っている」曲です。標準音楽辞典によると、レントラーとは「オーストリア、バイエルン、ベーメン地方で行われた舞踏。ゆるやかな舞曲で、ゆっくりしたワルツに近い。」と書かれています。この辞典のすごいところは、名前の由来まで書かれていることです。レントラーの語源は、「田舎風の踊り」からきているとのこと。ですので、この曲は、洗練されたパリの社交界ではなく、のどかな「田舎」で踊られることを意識しながら演奏するのがよいかと思います。 「トリオ」は古典派以降のメヌエットその他の舞曲の中間部をさします。ショパンは古典音楽を愛していたので、古典風に「トリオ」を好んで使ったといわれています。

ショパンのエディション選び
12日 3月 2026
画像は私が持っているショパンの楽譜の一例です。「ショパンの楽譜はどの版を選べばよいか」という本が出ているほど、ショパンの楽譜選びは難しいです。 なぜなら、ショパンの楽譜は、出版社によって、アーティキュレーションや音までが違うということがあるからです。...
ショパンの装飾音の弾き方
25日 2月 2026
ショパンは難しい。 テクニックもそうですが、装飾音の弾き方もそのひとつです。たとえば、有名な「ノクターン第2番 Op.9-2)」を例にあげましょう。...

モーツァルトサリエリのお菓子
15日 2月 2026
映画「アマデウス」に出てくるお菓子「カペッツォーリ・ディ・ヴェネーレ(Capezzoli di Venere)」をご存じでしょうか。私はその映画を何度も観ましたが、モーツァルトの妻コンスタンツェがサリエリにすすめられておいしそうに食べるシーンが忘れられません。 栗とお酒のチョコレートトリュフにホワイトチョコレートがコーティングされています。...
ゆうこサロンピアノ教室-西川裕子ピアニスト
31日 1月 2026
ピアノの手のフォームを学ぶとき、「ハイフィンガー奏法」や「重力奏法」といったワードを耳にした方もいらっしゃることでしょう。今日はピアノ奏法についてお話したいと思います。...

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