「今まで頑張ってきたけれど、なんだか違う。」「この仕事を続けてきたけれど、本当は違うことをやってみたかった。」「子供が大きくなって自分の時間が出来たけれど、何をしたらよいかわからない。」など、人生ではふと立ち止まるときがあります。
私もそうです。やはり立ち止まり、考えました。そのときは自分だけが立ち止まっている気がしましたが、人によって悩みは違うものの、誰もが感じるときがくるのだと思います。なぜなら、人は皆、年を重ね、周りの状況も変わるからです。ずっと同じであり続けるなんて、あり得ないこと。ですから、その違和感を感じたときは、自分が変わるタイミングが来たのだと思います。
自分が変わるタイミングがやってきても、何をすればよいかわからない、という方は多いと思います。そんなときは「死ぬまでにやりたいことリスト」を作ってみるとよいそうです。まだ若い人にはピンとこないかもしれませんが、いくつになっても夢を持つことは大切なことです。やりたいことがわからない方のヒントに、ある本に書かれていた「人間が死に際に後悔する10のこと」を並べてみますね。
「人間が死に際に後悔する10のこと」
*本当にやりたいことをやらなかったこと
*健康を大切にしなかったこと
*仕事ばかりしていたこと
*会いたい人に会いに行かなかったこと
*学ぶべきことを学ばなかったこと
*人を許さなかったこと
*人の意見に耳を貸さなかったこと
*人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
*死の準備をしておかなかったこと
*生きた証を残さなかったこと
作曲家のベートーヴェンは20代後半から難聴がすすみ、32歳のときに遺書を書きました。けれどもそこには、音楽への強い情熱とふたたび生きる意欲が書かれていました。ベートーヴェンは「生きる」道を選びました。苦悩を乗り越え、新たな芸術の道へと進んだベートーヴェンの姿に感銘を受けた人がどれほど多いことでしょう。
いくつになっても、まだまだやれることがたくさんあります。人の評価を気にするのではなく、自分が納得できればよいのではないかと思います。後悔しないように、上の10のことでまだ出来ていないことをやってみるのもよいかもしれません。