音楽のなかの空白時間~間がもたない?

ピアノの写真

音楽の空白時間は、1曲のなかの休符の部分だったり、何曲か続けて演奏されるときは、曲と曲の間の時間だったりします。音楽が流れる時間が続くと、その世界観のなかに入るので、急に「無音」の時間になると、ハッとすることがあります。(たまに、クラシックコンサートで寝ていた人が、拍手で起きるのはわかりますが、無音のところで、「え?終わったの?」と急に起きる人、いますよね・・。)

 

「無音の時間」は結構、いや、かなり大切です。音楽は想像(または創造)の世界でもあるので、無音の時間はハッとする部分だったり、お話(音楽)が途切れて考える部分だったり、ストーリー(旋律や曲調)が変わる部分だったりするのです。だからこそ、その部分は「無音」でなければならないところです。

 

無音の部分を埋めないと、間が持たないのでは?と不安になることはありません。「アタッカ」(楽章を切れ目なく演奏する)のような指示があるときは別として、特に、何曲かを演奏する際は、演奏する側も、聴く側にとっても無音の時間は大切です。

 

ただし、曲のなかの休符については注意が必要です。休符のたびにフレーズが途切れるのはよくないので、その休符の意味を考えながら演奏することが求められます。