絵画はベラスケスが描いたマルガリータ王女の肖像画です。彼女は1666年、15歳のときに神聖ローマ皇帝レオポルト1世と結婚しました。近親婚で、夫は母の実弟にあたる11歳年上。彼女は夫のことを「叔父上さま」と呼んだそうです。
2人の結婚の前に、マルガリータ王女の肖像画がお見合いのために贈られました。王女が3歳、5歳、8歳のときの肖像画です。上の絵は8歳のときです。彼女はその美貌と華奢な体で愛され、祝福された結婚生活を送りましたが、わずか21歳でこの世を去ります。
ラヴェルのピアノ曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」は1899年に作られました。諸説ありますが、ラヴェルがルーブル美術館で観たマルガリータ王女の肖像画からインスピレーションを得て作られたとされます。「パヴァーヌ」とは、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパの宮廷で普及していた舞踏のことです。彼は晩年、記憶障害や言語障害になりますが、この曲を聴いて、「この美しい曲は、誰が作曲したものですか?」と言ったそうです。
京都新聞文化センターでは「クラシック音楽のひととき」という音楽講座を開講しています。初心者向けの講座ですので、「クラシック音楽はよくわからないけれど、聴いてみたい。」という方にぴったりです。お申込み、お問い合わせは 075-213-8141 京都新聞文化センターまでお願いします。次クールの内容は「クラシック音楽講座」のページをご覧ください。午後のひととき、一緒にクラシック音楽を楽しみましょう!

