認知症予防は、できるだけ早く始めることが重要だそうです。 具体的には、45〜49歳の中年期から認知機能の低下が始まるとされています。では、どんなことをすればよいのでしょうか。
・食習慣の改善
・運動習慣
・対人接触を増やす
・知的行動・趣味を始める
・睡眠習慣の改善
・目や耳の機能維持
このうち、なんと!ピアノレッスンは、食習慣以外、すべて当てはまります (*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
すごいことですよね。
赤ちゃんがおなかのなかにいるときから聴覚を持つことは有名ですが、それほど耳から入る情報は大切なのです。ピアノは、自分が弾く音を聞いて、正しい音かどうかを瞬時に判断しなければならないため、脳をよく使います。
また、年齢を重ねると、睡眠に満足できない人が増えます。トイレもそのうちに入るかもしれませんが、睡眠に必要なのは「時間」ではなく「質」です。ストレスがたまると交感神経と副交感神経のバランスが乱れます。美しい音楽を聴いたとき、副交感神経が優位になり、リラックスできるという論文があります。
私のピアノの生徒様(大人の方)が、「ピアノをしていてよかったと思う理由のひとつは、(日常の)考え事をしなくてすむこと」だとお話されていました。考えることはよいことですが、考えごとをしすぎると、眠りにつけなかったり、不安になったりします。バッハ(画像)の「ゴルトベルク変奏曲」は、不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のために作られたとする曲ですので、眠れないときにおすすめの曲です。
日常の暮らし方で認知症が予防できるのなら、改善していきたいですね。