晩年の演奏

ホロヴィッツ

6/13のクラシック音楽講座は「晩年の演奏」を楽しみます。

人は必ずいつか死を迎えますが、演奏家は自分で「引退」という区切りをつける人、晩年まで演奏を続ける人、不慮の事故にあった人などさまざまです。晩年の演奏を聴くことは、演奏家の生き様を感じることかもしれません。

 

たとえば、ピアニストのウラディミール・ホロヴィッツの最後の録音は「ザ・ラスト・レコーディング」でした。この録音の翌日に息を引き取りました。とても86歳とは思えないような、美しく、透明感のある、ときには力強い演奏です。まさに「神に選ばれた」人生でした。