スポーツをするのにフォームがあるように、ピアノを弾くときにもフォームがあります。
右はフリー画像のサイトの写真。この写真、わざと悪いフォームにして「これは悪い例です」用の写真にしているのかと思ったほど(笑)。それに比べて左のピアニスト、ユジャワンさんのなんと美しいこと!左右の違い、気付きましたか?「鍵盤に手を置いたときに、手首から肘までがだいたい水平であること」が正しいフォームです。
右はどこがダメかというと、椅子が鍵盤に近すぎることです。それにより、手首から肘が斜めになり、手首が山型に上がっていますね。こんな形になってしまうと、しなやかに手首を動かすことができなくなり、腱鞘炎などのケガにつながりかねません。また、こんなに体が鍵盤に近いと、ペダルがうまく踏めないと思います。
ピアノを弾いていて、手首が痛くなりやすい方は、椅子が近すぎるかもしれませんので、鏡やスマホで自分を映してチェックしてみてくださいね。