絶対音感VS相対音感

京都ゆうこサロンピアノ教室のソルフェージュ

絶対音感は、特定の音を聞いた瞬間にその音名を識別できる能力のことです。例えば、ピアノの音を聞いて、それが「ド」や「レ」など、音名を即座に判断できる人が絶対音感を持っていると言われます。絶対音感は適切な訓練によって習得され、成人になってから身につけるのは非常に難しいとされています。その「適切な訓練」がソルフェージュです。

 

絶対音感をつけられる時期(7歳くらいまでと言われています)が過ぎたら、音感はつかないのかといえば、答えはノーです。「相対音感」というものがあります。相対音感とは、文字通り、相対的な音程の関係を把握する能力のことです。ある音を基準にして他の音との高低差を感じ取ります。

 

「相対音感」は「移調楽器」をする人にとって必要な能力です。チューニングを意識するときに、音感があるとないでは大きく違います。絶対音感と相対音感の人の違いは、たとえばヘ長調の場合、絶対音感の人は「ファ」を「ファ」と聞きますが、相対音感の人は、「ファ」を「ド」としてとらえ、そこから音をとります。ですので、相対音感の人は、キーを上げる、下げるというのが得意だったりします。絶対音感の人が得意なのは、ズバリ、「聴音」です。調がわからなくても、音として聴き取るからです。

 

音感をつけるには、やはり聴音のレッスンを受けるのが一番です。ソルフェージュに興味がある方はゆうこサロンでもソルフェージュをしておりますので、お気軽にお問い合わせください。