![ゆうこサロンピアノ教室](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=486x10000:format=jpg/path/s9af6e8149c16562c/image/i64b05d08905969bd/version/1710636659/%E3%82%86%E3%81%86%E3%81%93%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E6%95%99%E5%AE%A4.jpg)
電子ピアノで練習していたら、音が変?!ということがあると思います。今日は電子ピアノの修理についてお話します。修理代はいくらくらいなんだろう?と不安な方もおられると思いますのでご参考になさってください。
私はヤマハのクラビノーバを持っていて、10年以上使っています。その間、3度ほど壊れました。私は楽器店で購入したのですが、お店に電話すると「ヤマハに直接連絡してほしい」と言われて、インターネットで修理を依頼しました。「ヤマハ修理ご相談センター」という部署です。問い合わせるとすぐにお返事がきて、不具合の内容によって予算を教えてくださり、修理の日程調整をします。
予算は「接点ゴムやストッパーフェルトを交換する場合、2.5万円前後(2022年当時)」というメールでした。実際、修理していただいたら、ほぼそのお値段でした。内訳は、部品代が7000円ほど、あとは技術代と出張費でした。
電子ピアノの修理で一番大変なのは「打鍵を認識するセンサー基板」が壊れたときです。その場合は高額修理となり、新しい電子ピアノを購入したほうが・・と言われることがあります。写真は修理のときに撮影したもので、クラビノーバを解体したところです。電子ピアノにもハンマーが入っていて、本物のピアノのようなタッチを実現してくれます。愛着がわきます。この修理をしていただいたときは、鍵盤全てに油をさしていただき、みちがえるようなタッチになりました。よく、「電子ピアノなんて、本物に比べたら・・」という人がいますが、電子ピアノには電子ピアノの良さがたくさんあって、私は、比べるのはナンセンスだと思っています。
家電量販店で購入したクラビノーバもヤマハでちゃんと修理してくれます。シリアル番号が電子ピアノに記載されていますので、それによって部品があるかどうかがわかります。
電子ピアノの寿命は、それらの部品が生産終了となったときです。部品がなければ修理できないため、中古の電子ピアノを購入する場合は、そのことも頭に入れておきましょう。
最後に、修理してくださった方が心に残ることを言ってくださいました。「電子ピアノでも、その人の思い出がそれぞれあって、20年も使ってくださる方もいるので、いつまでも大切に使ってほしい。」