ピアノのアリコートとは?

アリコート

スタインウェイのピアノは「華やかな音がする」と言われるのを聞いたことがあると思います。華やかな音は憧れの的になり、いろんなピアノメーカーが真似をするようになりました。そのなかのひとつに「アリコート」があります。

 

詳しく説明すると長くなるのと難しくなるので、簡単に言うと、アリコートとは「共鳴」に注目した構造のことです。弦が共鳴することによって、華やかな音が大きく響くようになります。

 

中古のヤマハのグランドピアノで、CシリーズやGシリーズを見かけることがあると思いますが、弾き比べると、Cシリーズのほうが華やかで大きく聞こえると思います。Gシリーズはベヒシュタインの構造、Cシリーズはスタインウェイの構造を真似てつくったといわれています。その違いが「アリコート」です。現在のCXシリーズの仕様をみると、写真のようにすべてアリコート方式が採用されています。

 

今はGシリーズは生産終了となりましたが、素朴な音色を求めてGシリーズを探す方もおられます。ただし、Gシリーズを生産していた頃のヤマハは試行錯誤を繰り返したようで(企業努力を感じます!)、アリコートが採用されたり、されなかたったり、鍵盤が重かったり・・と、同じシリーズながら、個体差があるとも聞きます。

 

もちろん、ピアノの音色はアリコートだけが華やかな音にするのではありません。その他、いろんな秘密の「レシピ」によってピアノの音が作りあげられるので、アリコートについては知識のひとつとして持っておいて、やはり、実際に弾いてみて、気に入った音色のピアノを購入するのが一番です。