大学進学後、進路変更したい!

小論文対策

私は、総合大学の大学職員をしていたことがあります。これからお話するのは音大ではなく、総合大学の転部・転科、編入学のお話です。転部・転科とは現在通っている大学で学部や学科を変更することです。それに対して、編入学とは、違う大学へ途中から変わることです。

 

大学に入ってから「違うことを学びたくなった。」「授業についていけない。」といった理由で転部・転科を希望する人がなかにはおられます。また、「志望大学に合格できず入学したものの、やっぱり第一希望の大学で勉強したい。」という人もおられます。そういったときに考えるのが、「転部・転科」や「編入学」です。

 

転部・転科は同じ大学ですので受験こそありませんが、試験はありますし、一定の取得単位数が必要です。一方、編入学試験では、面接・小論文試験があるところが多いです。そして、費用もかかりますので、じっくり考えて検討することが必要です。転部・転科の場合、履歴書に書く最終学歴には、同じ大学名となります。どの学部を専攻したかが重要になる就職先ならよいのですが、そうでない場合、今の学部にいながら、独学やスクールに通って資格を取得することができるかどうかも検討することもよいと思います。編入学の場合は、他大学の卒業となりますが、最近は公務員試験も4年生になる前に始まるところもありますし、一般企業も3年生のうちに採用が決まるところがほとんどです。その時点で、卒業単位数を取得するのに精一杯だと、就職活動に乗り遅れる可能性がありますので、その点も考えましょう。

 

編入学試験では、小論文・面接の試験がほとんどです。さきほど述べたことを考えると、小論文で「なぜ、その大学を志望するのか」がより一層、はっきりすると思います。そして、大学卒業後、自分はどうしたいのかといった将来像が書けるようにしましょう。