リストの「愛の夢」は男女の愛ではない!

リストの「愛の夢第3番」はとても有名ですが、実はこの曲、男女の恋愛ではなく、人類愛をうたったものです。もとは歌曲で、それをのちにピアノ用に編曲されました。ドイツの詩人フライリヒラートの詩で、「生きているうちに大切な人を愛しなさい。亡くしてしまってからでは遅い。」という内容です。また、「悪い言葉はすぐに口に出てしまうから気をつけなさい。」ともうたっています。

この曲が作られた前の年にショパンが世を去りました。ショパンとリストは若い頃、パリの社交界で競い合ったライバルであり、よき友人でした。

写真を2回クリックしていただくとピアノ演奏をご覧いただけます。