編曲の楽しみ

クラシック音楽の楽しみかたはいろいろありますが、編曲を聴き比べるのも楽しみのひとつだと思います。編曲とひとことで言っても、いろんな編曲があります。ピアノ版から管弦楽版への編曲といったわかりやすい編曲もあれば、たとえば、ピアノ版のなかでも、さまざまな編曲版が存在する曲もあり、その違いを知りたいと思う人もいらっしゃいます。

ムソルグスキーの「展覧会の絵」を管弦楽版に編曲する際、ラヴェルは「ムソルグスキーの自筆譜を見たい」と言ったそうです。なぜなら、その当時、出版されていたピアノ譜はリムスキー=コルサコフ版だったからです。

先日、CDのライナーノーツの間違いを見つけたことを書きましたが、それは展覧会の絵ではなく、別の曲だったのですが、編曲者を間違って記載されていました。聴き比べをしたいと思って入手したCDだったので間違いに気付いたわけですが、指揮者はカラヤンで、おそらくたくさんの方が購入されたCDだと思うので、「LP時代から間違ったままだった」というレコード会社の回答には、ちょっと驚きでした。

動画はチョン・ミョンフン指揮、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団の「展覧会の絵」です。7:40あたりからは普段クラシックをあまり聴かない方も耳にされたことがあると思います。