速度標語

ピアノのイラスト

ピアノの楽譜には「速度標語」が書かれていることがあります。その曲をどんな速さで演奏するのかが指示されていて、多くはイタリア語です。
なかでも、「アレグロ」と「アレグレット」、「アダージョ」と「アダージェット」などは、どちらが速かったかしら?と思うことがあるかもしれません。というのは、イタリア語では「-etto」を末尾につけると意味が弱められる、と覚えるからです。
それから言えば、アレグロよりアレグレットのほうが遅い、というのは納得します。けれども、アダージョとアダージェットではどうでしょう?アダージェットのほうが速いのです。というのは、アダージョは「ゆったりと、ゆるやかに」という意味があり、その意味を弱める、つまり、「アダージョほど遅くない」ということになるわけです。